台所から宇宙へ14

春より畑には、日々少しずつ野菜の姿が増えていっていますが、食材を得るにあたり、土地と向き合うとは…を考えます。

この地域の土質は、黒ボコまたは黒ボクといい、火山噴火により地表に降り注いだ火山灰が堆積し生成された土壌だそうです。わが国は火山国で約半分が火山灰と腐食物質の構成で作物の耕作地として使われています。その耕作地の中でさらにここでは山からの湧水に恵まれている為、多湿黒ボコの土壌になるそうです。

その土壌の中でも少し水はけのよい黒ボコの小さな畑に、急いでジャガイモを植え付けました。そして田んぼとして保水が出来るように構造改善されていた田は、田植えの準備には遅いため今年もとりあえず畑として使う事にしました。元、田んぼだけあり保水が良く、天気が悪い日は雨と山からの湧水量の増加で、*畑はプールになる事が分かりました。とりあえず越冬した草の草苅りから始め、畑中央に東西と南北の通路を作り四ブロックに分けて畝をつくり観察。すると同じ畑でも、各ブロックが色々な姿を見せ始めました。

まず環境ですが、畑の北側には一段上に土木資材置き場があります。南側の半分東南側に民家と南西にその民家の畑があります。そして、西は一段下に畑地帯と東は公共道路です。風はこの西から東へよく抜けます。この西のエリアは白爪草畑でホッとさせる場所でもありす。また、水路が北面と東道路と畑の間の二面走っています。

一番に判明したことは、雨の日は山からの水量が多いため水が水路を超えるのと、北面の水路に資材の砂利が落ち水路の高低差が無いため、畑に溢れ入ることでした。その溢れた畑を歩くと中央の東西の通路がぬかるみ長靴が沈み、モグラ街道と判明。梅雨前の気温上昇により生えた草は、北側土地は横に蔓延る草が多く、南側はイネ科の縦に生える草という分布がありました。更に蔓延り草も腐る部分と生き残る部分との現象が出るところも判明。

さてこの結果を前にして、対策を組み立てます。本来なら慣行農業によりトラクター開墾、除草剤投入、畝作り、種まきという運びになりますが、まずは浄化上昇をして、対策を組立てます。それは、この畑には栄養になる草があまりにも少ないことと、こんなに水が豊かであり、化学物を使う事で下流土地への影響を考えるとどうしても慣行農業へ踏み切る事が出来ず、今までの学んだ知識で進めてみるのが人として素直に思えたからです。

土地取得後一番に行ったのは、清めの塩とイコンシールによる浄化です。

*水の対処

対策:水みちを作ります。もともと田んぼなので、取水口と排水口がありますか                 ら、排水口に誘導をするように水みちを作ります。表面をさらうように水へ               方 向を示すだけで、自然に流れができます。

結果:翌日、畑に行ってみると見事に排水口へと水が流れ出ていました。夕方には              ほぼ抜けますが、西側の南北のエリアが抜けきれずにいます。

対策:風穴を開けてみます。西側へ数か所竪穴を開け、竹や炭をいれます。

結果:雨が降れば竪穴に水が溜まりますが、日に日に溜まる量は減りつつありま                   す。今後、要観察。

*次は、草の生息状況による土中の対処

対策:浄化上昇をして、ヒントをいただく。

①土中の菌と栄養不足のことにて、山際に近い土地の萱や草、樹々の枝と糸状菌が         ついている腐葉土を入れる。

用水路に近い畑地に炭の粉砕片を撒く。

作物と同じように、草との対話を重ねる。

②人の意識が関係をしていること。

田の前の持ち主さん、南北の土地の所有者さんの地に残っているこれまでの意識や、田んぼ周囲の歴史的なことの影響。

作付けに関わる人の意識に気をつける。

③虫、鳥獣との付き合い方を考える。

虫や鳥獣との対話を重ねる。

結果:①を実行し、②は考察により徐々に情報開示をして浄化の方向に進める。

また、畑に入る時は挨拶に始まり、畑の中では人の噂や悪口などを落とさない。そして、③の対話を重ねる事により、色々な情報を波動で気づかせてくれます。

まだまだ、経過中ですが自然界は全てを敵に回さずに、思考を続けるよい仕組みになっていると思えるようになりました。まだ今後何が起こるか不明ですが、考察の法則が分かれば続けるのみです。これは入口の入り口ですが、やり続けていると本当にご褒美みたいに癒されます。

今朝も窓からそっと畑を見ますと、雉の親子が土をついばみ朝食中の様です。春先はつがいの雉でしたが、気が付くと子供が増えていました。親子三羽のほのぼのとした光景に今は、どうぞ召し上がって下さいと思える心になっていました。

巷では、新紙幣から国鳥の雉が消えましたが、自然界では家族を増やし続けています。