寒波は今週位までと言われつつ、毎朝夕の雪、昼間の太陽とで、溶けては積りの環境の中で畑の野菜は生き続けています。そのお陰で、土の団粒化は益々すすみ、作付けへの準備は確実に進んでいるようです。西日の当たる畝では、すでにほうれん草に花芽が付き始めています。また、山へ目を向けると、雪帽子を被っていますが、木々の芽吹きにより山体膨張かと思えるほど、山全体が膨らんで見えるのは気のせいかしらと思います。寒くても自然界は春に向けて、確実に活動をしています。
今回はメモ的に記しておきます。農村地域では年度変わりにおいて、農業再生協議会の面談(経営所得安定対策等)があります。特に今年は補助金において期(五年括り)の変わり目にあたります。その補助金は下記になります。
- 中山間地域等直接支払:農業生産条件不利な地域において、集落等を単位に農用地を維持、管理をしてゆく為の支援(補助金負担区分 国1/2 県1/4 市町村1/4 特認地域は別)で、面積に応じて支払い。
- 多面的機能支払:農業者と地域住民が、農地・水路・農道などの地域資源を共同で維持、管理をしてゆく為の支援で、活動組織に支払い。
- 環境保全型農業直接支払:自然環境の保全に資する農業生産活動の実施に伴う追加コストの支援。
更に、経営所得安定対策等で、ゲタ対策、ナラシ対策や水活という対策があります。
ゲタ対策:担い手農家の経営の安定に資するよう、諸外国との生産条件の格差から生ずる不利を補正する畑作物の直接支払交付金。
ナラシ対策:農業者の拠出を前提とした農業経営のセーフティーネット対策として、収入減少影響緩和交付金。
水活:食料自給率・食料自給力の維持向上を図る為、飼料用米、麦、大豆などの戦略作物の本格化を進め、水田のフル活用を図る水田活用の直接支払交付金。
という仕組みがあります。そして、上記の内容を掲げて、営農計画書を国に提出する必要があるという事です。小さな農地を所有している場合、農家とは言えないおすそわけビジネスには不向きの対策となるようです。そして、色々な資料を見ていると、この仕組みは農業従事者の高齢化に向けてマッチしてるのか疑問が生じます。それは、交付金は仕組みとして出ますが判定として該当するかと見ますと大型農業用に向けての仕組みと感じます。耕作放棄地対策の為、地域の集結を測りながら環境維持管理を進める反面、上記の対策に合う営農は高齢化から機械化へと進むための対策と見えてきました。高齢化に向け、どうしても年々組織への農地委託が増えてきます。そして、やがて身体変化などで介護施設へ入るケースがほとんどになっている昨今、最近の介護施設では農作業の時間が設定されてるいる施設は、元気に生きだす高齢者が増え、外国から視察に来るほどです。ヒトは土から離れられないものであり、更に問題は農業だけに限らず、海でも同じことが言えると思います。地元の小さな漁港では、船上で直ぐ血抜きされた魚が刺身にされた状態で、また季節の海藻、地物魚などスーパーでは手に入らない鮮度が、安価で出されています。船の燃料代にもなら無いほどの価格です。早朝の年配漁師さんを見ていると体が働くことに喜びを持っている様に見え、海から離れられないものであると感じます。こんな光景を見ると「ヒトは生かされている」という事の意識の取り戻しが最大の課題に思えてなりません。そのうえで農に限らず、もう一度国のあり方、衣食住の組み立て直しが必要と感じました。
