台所から宇宙へ42

気温が一気に上がり始め、山の頂上の雪は見る見る間に消えてゆきだしました。その雪と入れ替わるかのように、木々の芽吹きがはっきりと見え始め、稜線の姿が緑に変わりつつあります。また、畑の方では枯れ草の中から、これも日に日に緑の草が姿を出し始めました。そして、その草の中からオオイヌフグリの可愛い小さな花が、はっきりと春を告げてくれました。その傍では、踏み込み温床の菌が働き着々と温度を上げています。

この温床をきっかけに、パンとある一つの共通した姿が見えてきました。それは、パンや温床になる過程の事です。パンの酵母菌や温床の土着菌の醗酵へ、更にヒトが関与して出来上がる世界です。それは、以前から登場している奇跡のパンは、小麦粉と塩・水に、ヒトの聖別の祈りに生地を捏ねるという圧が加えられ、出来上がっています。また、温床は落ち葉とぬか・土に、塩・水とヒトの感謝と祈りに踏み込みと言う圧が加えられ出来上がります。つまり、天とヒトと地の縦系の姿が見えてきます。

地は、小麦粉、落ち葉、ぬか、土、塩、水など地球上の菌です。

ヒトは、人の体による、祈り、感謝、圧かけや形にする工程作業などです。

では、天とは何でしょう。

この地球上の空気、大気、湿気、そして、感謝や祈りに応えてくれる宇宙エネルギーと考えます。そして、この宇宙エネルギーの質は、ヒトの感謝や祈りの純度により対応されていると見えます。奇跡のパンや、天気に関わらず順調に温度が上昇している温床も質の高いエネルギー獲得は、菌が行っているのです。ヒトは、天と地の仲介役と言った所でしょう。この宇宙空間は、闇もあれば光もあると言われます。その仲介役の人の精神と天との契約が、光の宇宙エネルギー獲得を左右すると言ってよいでしょう。昔は、神様が住まわる神社へ参り、宮参りに始まり神と人との契約が成立していた時期がありましたが、今はその神様もいらっしゃるところと居られない神社に変容してしまいました。その為に今、人間はこの時代に精神学を学び新しい契約をして生きてゆく事が必要とされ地球の存続をかけていると言われます。しかし、今や菌の方が、意志が堅く天の意を受けてハタライテいる様に見えてなりません。人間の身体も、菌から成り立っていると生物学上からも言われていますが、きっと菌をきっかけに、人間としての学び直しがこれから始まる気がしてなりません。

余談ですが、オオイヌフグリの学名をベロニカと言うそうです。このベロニカと言う言葉は、キリスト教の聖書に聖女ベロニカと言う名前が登場します。その聖女ベロニカは十字架を背負って歩かされているイエスキリストの額の汗を、自らの白いベールを差し出して拭われたのです。その後、ベロニカのベールには、キリストの顔が映し出され、ヨーロッパではオオイヌフグリにはキリストの顔が映るという伝説があるそうです。きっとイエス様も地球上の人間が審判を求め学びなおすことを希求されていると思います。その為の奇跡のパンでもあるのです。因みに、オオイヌフグリの花言葉は、「信頼」「忠実」「清らか」です。