ここは、岡山県にある廃業したホテルの敷地です。500mくらいの山の頂上にあります。山の斜面を切土して整地をした場所で、大小様々な大きさの石が入っています。
13年前に初めて来た時、この場所は、木々が荒れ果て、竹笹で覆われて、空気はよどみ、ひとたび外に出れば、ヤブ蚊の大群、そこらじゅうに猪の穴があって、ひどい状態でした。

しかし、一角だけ竹笹があまり生えず、ハマスゲに似た、葉が細くてツンツンした、草丈20cmくらいの草がまばらに生えている場所がありました。

それから10年間、その一角は、同じ草が相変わらずまばらに生えている状態のままでした。
繰り返しますが、ここは山の頂上です。
山から海はひとつに繋がっているので、ここがきれいでないと、海まで汚れます。
だから、この山の手入れをしながら、野菜作りをしていこうと決めたのです。
2022年8月、この一角を畑にするために、ここの地区の人に耕してもらいました。3回耕しましたが耕運機が石に当たって跳ねてしまい、深く耕すことができません。そこで、上に堆肥や腐葉土を高く積み上げることにしました。
調べてみると、ここの土は赤黄色土といって、土壌は酸性(pH4~5)、有機物も少なくやせていて、粘土含量が高く、水はけ、水持ちが悪く、多雨時には湿害、乾燥時には干害を受けやすい。したがって土壌生産力は低く、自然の植生は貧弱でアカマツぐらいしか生えていない。
要するに、野菜を作るのに適していないということです。
だったらなおさら、堆肥や腐葉土を積み上げたほうが、野菜や土にとっていい方法だということで、周りにある赤松の腐葉土やたくさんの枝葉をこんもりと畑に積みげていきました。

これは、猪が掘り起こした場所です。まるで、畑のために準備してくれたかのようでした。この土も畑に運びました。
最後に刈った草を敷き詰めて、出来上がりです。

1ヶ月後、あんなに敷き詰めたのにペシャンコになっていました。上に敷いた腐葉土を脇に寄せて、水菜とラディッシュの種を蒔いて、ジャンボニンニクを植えてみました。
2023年1月の様子です。寒くても枯れずに頑張ってくれています。

3月には水菜、6月にはジャンボニンニクが、小さかったけどちゃんと育ってくれました。
4月は里芋と菊芋を植えました。土が固く石があるので、スコップではなかなか掘れず、ツルハシで穴を掘りました。たった5センチほどですが、とても時間がかかりました。
5月下旬、夏野菜を植えました。前日、雨が降ったせいで水たまりがあちこちにできていました。1ヶ月に一度、しかも2日間しかいられないので、土地にお願いをし、野菜には、「君たちは大丈夫」と言いながら、植えてきました。
この時の土の腐食部分はほとんどなく、あっても1センチくらいでした。
そして、1ヶ月後、丈夫にすくすく育っています。「やっぱり君たちは大丈夫だったね、ありがとう」と声がけしながら、みてまわりました。
7月の様子



8月の様子、トマトが赤く色づき2段成ってました。

それぞれの野菜たちは皆、生き生きして、とても味の濃い野菜が実っていました。大玉トマトは3段目の実が赤くならずに寒くなってしまいました。その代わり、ミニトマトは結構実ってくれました。ナス、ピーマンもそこそこに実ってくれました。
9月の様子、大根はまだ小さいですが元気に育っていました。

10月の収穫です。

この後に、落ち葉や枯れ枝を積み上げました。積み上げた脇の低い所は、穴を掘って落ち葉や枝を入れ、上から炭をかけて、掘った土を戻します。こうすることで、そこから微生物が土を柔らかくしてくれます。
2年目の夏は畑がお花畑のようになっていました。


1年目は成らなかったかぼちゃが大きく育ちました。

野菜が育たない土でもこのようなやり方で、葉物野菜、果菜類がちゃんと育ってくれました。
波動(意識)農法は場の波動をきれいにする農法です。その答えは野菜が必ずみせてくれるはずです。
