台所から宇宙へ21

突然、訪れた墓仕舞い。

以前より墓仕舞いを希望していましたが、その日程が八月のお盆を過ぎると瞬く間に整い実行されました。少し、段取りの流れについてゆくのに慣れませんでしたが、何かに押されるかのように事は進みました。

分家に当たる当方は父が初代ですが、両親の散骨希望によりお墓はありません。今回の墓仕舞いは、本家のお墓で本来本家がお墓守りとなりますが、本家はみな子供が嫁ぎお墓参りが疎遠になっていました。そこには父の両親(祖父母)と父の姉妹、そして子供さんの居られない祖父の弟夫婦と六人の方が入られており、男系で繋がるのは当方のみにて、今回の運びとなりました。

まず、事前に御霊抜きをして、お墓からお骨出しをすることから行なわれました。日本マツリヌシ協会会員の資格者として、和多志が執り行いさせて頂きました。急遽墓地へ出向き、参道の確認を。以前倒木などがあり通行困難でしたが、お陰な事にお盆のおり倒木は撤去されており、参道も以前よりお掃除がされていました。

昼を少し過ぎての開始でしたが、蚊が多くまず蚊取り線香の準備をして、すぐ場のお清めをして、墓石の洗いを丁寧に行います。お墓は、大小三基です。お骨出しの後、土地の浄化を行い、数時間後に確認をしました。

このマツリヌシの仕事は、人間が無意識に作り出した精神界の諸相を浄化や,消去することです。つまり、過去や他の人間がこの世の側に影響を与えない、または未来の人間に負債(マイナスのエネルギー)を残さないものとしての自覚を持ち、執り行われます。

夕方、墓地に戻り浄化の確認をしたところ、鬱蒼とした山の雰囲気が明るく軽くなり、今まで知っていた墓地とは思えないほど波動が変わっていました。とても明るくなっていたのを確認し、二日後の墓仕舞いに臨みました。         続く