『空海の大予言』この書物を皮切りにスピリチャルな魂を持っている人として踏み込んだ世界・・高田弘子さんの話を始めよう。
1989年8月「脳を変えよ、人の心を変えよ、方法は瞑想、」とのお告げを受け、瞑想教室を始めた高田弘子さん。山の自然、波の音、呼吸のリズムを波動として感じ取ってきた。高田さんは自分自身の気持ちが落ち着いてくる体験をした。2007年、精神学に出会い、救世主は一人ひとりの中にある、という学びの中で、これまでの体験を確信することとなる。心、意識、たましい、精神・・・これらは自分自身の中にあり、どこからきてどこへ行くのか。光の道筋としてその道程を知り、伝えていく存在として、これまでの道のりがあったと確信している。こんな生き方もある、そう知ってもらえたらありがたいと言う高田弘子さんである。
2024年6月 高田弘子さんの右手には鈴。私の自宅、和室のある夜の光景。シャンシャンシャン…鈴の音が、横たわる私の耳元にかすかに近づいてきたかと思えば、頭上から足元まで、体に沿って鈴を鳴らし、オイルを塗布してくださった。やがて強烈な身体の痛みは、するすると消えてゆき、楽になった体験がある。ひと月以上もの間、私は原因不明の腹部の強烈な痛みに悩まされていた。じっと座っている事が辛く、空腹なのに食べる事さえ出来ずに痩せていった。家族は心労極まって、病院での精密検査を次々と受けさせたが、原因は判らずじまい。あげくの果て困り果てた医師団は、精神科、はたまたペインクリニックの紹介をしようかと、目の前で苦しむ患者を扱いかねた。医療系の仕事に就き、精神学の学びの中でスピリチュアルな要因でそんなこともあると理解していたものの、全くのお手上げ状態。病院の会計待ちの時間、藁をもつかむ思いで私は、高田さんに電話をかけていた。「助 けて・・・」