「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉があります。今の日本では「悪いこと。指摘されても大勢で、反論すれば許される。」、「悪いこと。指摘されても、相手を悪者に仕立てあげれば、自分は正義の人となる。」ような風潮になっているように感じます。与党の政治家が発言すると、その発言の一部を切り取って猛批判するのに、野党の政治家の失言に対しては、不問に処す、という為体(ていたらく)です。
自分は悪くないけれど、相手は悪い、という思考回路で生きている方々は、この様な人間になってしまうのでしょう。
私の例を挙げます。某大学教授に現場の状況を説明しようとした時の出来事です。その方は、自分の頭の中で立てた筋道以外の状況を、受け入れることが出来ない方でした。その結果、状況を説明してもご自身の想定外のことであったらしく、「何を言っているか理解できない。」と言って聞く耳を持たれませんでした。私も同じような発言をすることがありますが、相手が言わんとすることを理解する為に、時間をかけて話を聞くようにしています。
某先生の発言は、ご自身の理解力の低さを周りに提示する結果を生んでしまった、と私には思えました。