No.3 反省できない残念な人々

滅びへの道を回避することは出来ると思います。いや、思いたいです。そのためには、嘘に塗(まみ)れたこの世界の真実の姿を、明確にすることが必要です。
人間というものは「自分は悪くない」という思考回路のもと、真実を自分にとって都合の良い様にねじ曲げます。そのような多くの人々の思念のもと、人間の歴史は創り上げられてきました。
私がある職場で経験した、可愛らしい出来事を一例として挙げさせていただきます。ある日、穴あけパンチを使用した後、元の場所に戻すのを忘れてしまいました。その後、穴あけパンチを使用しようとした方が、本来とは別の場所にある穴あけパンチを見つけ「何でこんなところにあるの?」と言いました。そこで私が「ごめんなさい。それ、私です。」と謝ると、2名の方が、びっくりした顔でこちらを見ていました。どうもその職場では、自身が失敗した際に「謝る」ということは非常識なことであった様なのです