No.20 歴史の復元力

現在のアメリカは、イギリスからアメリカ大陸に渡ってきたピューリタンが建国した国です。彼らは、国際金融資本家に牛耳られたイギリス政治に嫌気がさしていました。そこで、金融資本家たちが政治の場で権力を握らないような体制を創って行きます。アメリカの歴史は、そのような建国時の精神を忘れない人々と、自分たちの思い通りに世界を動かそうとする国際金融資本家たちとの闘いの歴史です。

しかし、ここ百年あまり、アメリカはすっかり国際金融資本家たちの手に落ちてしまいました。けれども、アメリカ人は決して諦めてはいません。そうやって誕生したのがトランプ大統領です。私の勝手な想像ですが、おそらく 2016 年のアメリカ大統領選挙の時も、ヒラリー・クリントン氏が有利になるような不正が行われていたのだと思います。しかし、想像以上にトランプ氏に投票する人民が多かったのでしょう。傲慢な支配層の悪知恵が退化し始めたのは、この頃からだったのかもしれません。

左に大きく振れすぎた振り子は、物事を修正するために右側に振れ始めたのです。