物造りの国、日本

9. 狂えるこの地

2024 年、世界中で大統領選挙といったような、国のトップを選ぶ選挙が行われています。日本も自由民主党の総裁選の真っ只中です。そして今回の総裁選で、マスメディアの偏向報道がここまで酷いものだということをつくづく思い知りました。今回の総裁選では、少し前まで名前も聞いたことがなかった候補者が何人か立候補しました。しかも、そのような人々をマスメディアはいかにも素晴らしい人物であるかのように持ち上げました。

一方で、青山繁晴さんは随分前から総裁選への出馬を表明していましたが、NHK は最初の頃、全くその事を報道しませんでした。そして他のマスメディアも歩調を合わせ、青山さんについてほとんど言及しませんでした。残念ながら青山さんは今回の総裁選に参戦できませんでしたが、今後のご活躍に期待しております。そして、候補者討論会で頭角を現し始めた高市早苗さんに対しては、難癖をつけて、バッシングを始めました。

現首相は「首相になってやりたい事は?」と問われ「人事」と答えていましたが、彼は安倍さんに近しい人々を貶めて、ご自身と自分の取り巻き陣には甘々の、お友達人事をなさっていたように思えて仕方がありません。優れた仕事をしたければ、苦言を呈してくれる方々を大切にすることが、実はとても重要なことなのです。国のトップたるものに、好き嫌いで人事を決めて欲しくはありません。

さて、アメリカではバイデン大統領が次期大統領選挙の立候補から退き、現副大統領のカマラ・ハリス氏が民主党の大統領候補として名乗りを上げました。これまで、カマラ・ハリス氏は何の成果も上げていないですし、何を話しているのかよくわからないことで有名です。そしてバイデン氏以上に国民の人気がありませんでした。それが、大統領候補になった途端、マスメディアは「カマラ・ハリス氏は素晴らしい」キャンペーンを開始しました。そして日本のマスメディアもアメリカ様に追従しています。

中国では本格的に経済崩壊が始まりそうです。不動産バブルが弾け、不動産に投資した人々の手元に残ったのは多額の借金のみ。そして巨大な不動産会社も多額の負債を抱え、その会社に融資をしていた銀行も火の車です。虚構に虚構を重ねて大きく成長してきた中国経済は、今、成長するよりも早い速度で崩壊しています。

そして戦争は一向に終わりそうにありません。日本政府はその戦争に、大金を注ぎ込んでいます。

まさに世界中が「狂えるこの地」状態です。