⒋ 外国人技能実習制度
今、日本政府は外国人技能実習制度の名の下に、ベトナムやインドネシア、ミャンマーといった発展途上国の若者を日本企業や労働の現場へ受け入れていますが、その人数をさらに増やそうとしています。何故そのようなことをするのでしょうか?政府は「不足する労働力を補うため」と説明していますが、要は安価な労働力が欲しいのです。そして技能実習を受け入れることと、日本に移民を受け入れる、ということは同じことのように感じます。欧州でも米国でも大量の移民の流入によって大変なことが起きているというのに、日本政府、日本の政治家達は移民問題について外国から何かを学ぶことは出来ないのでしょうか?
きっと「今だけ、金だけ、自分だけ」の多くの政治家にそんなことを求めても無駄なのでしょう。残念ながら、ほとんどの政治家が西洋文明にすっかり染まってしまいました。政治家の頂点にいる岸田文雄首相の実弟自ら、技能実習生・特定技能外国人の受け入れを支援する会社を経営し、多くのインドネシア人を受け入れていると聞きます。これは、利益相反になるのでは?と思えてしまうのですが、日本を外国に売り渡すことに罪悪感を感じないらしい岸田首相に、何を求めても無駄なのでしょう。
私は別に外国人が日本で働くことに反対している訳ではありません。しかし、外国人労働者の受け入れを、政策として政府主導で行うべきではないと思います。そしてこの事業には、大きな利権が絡んでいます。
百歩譲って、受け入れる技能実習生が幸せになれるのならばいいですが、実態は安い労働力で買い叩かれることが多いようです。そして、実習生は国を出る時に仲介料を支払い、実習生を受け入れ就労先へ斡旋する日本の「監理団体」は毎月就労先から手数料を受け取っています。奴隷労働とどこが違うのでしょうか?西洋文明を受け入れてから日本でも奴隷労働が行われるようになってきましたが、ここにきて、外国人の奴隷労働まで始まってしまいました。
働く人間の波動は物に宿ります。では奴隷労働によって造られた物質にはどんな波動が宿るのでしょうか?悪い波動に決まっていますよね?だから外国人技能実習制度は世紀の愚策だと言えるのです。