今までの地球 その二. この世のシステムを変えた国家
人工的に考え出された共産主義という思想のもと誕生したソ連という国は、百年持ちませんでした。邪悪な思想で人々を支配しようとする人間が作り出した世界も同じことが言えそうです。この世界は、1945 年の大東亜戦争における日本の敗退を機に大きく変わりました。1945 年を境に、地球上のあらゆる大陸に植民地を有していた英国を初めとしたヨーロッパ諸国の植民地支配体制は崩れていくことになりました。数百年単位の植民地支配という形でこの世の春を謳歌してきた欧米列強国は、歴史的には戦勝国ということになっていますが、現実的には、自分達の思い通りに世界を動かすことができなくなってしまったので、実質的には本当に戦争に負けたのは、彼らの方だったのかもしれません。
しかし、彼らは馬鹿ではありません。これまでの方法では支配するのが難しそうな日本という国をどうやったら支配下におけるのか、徹底的に研究しました。そうして、日本人自身に「自分達は他の国に支配されている属国である」ということを認識させないような方法を使って、実質的に日本を支配する方法を見い出しました。
普通に生きている日本人であったら、「日本は敗戦で焼け野原になってしまったけれども、そこから私たちのじいちゃんばあちゃんたちは歯を食いしばって頑張って、その子供たちの頑張りもあって、日本は奇跡的な高度成長を遂げ、短期間に欧米列強に肩を並べるような大国になった。私たち日本人ってすごい!そして、そのような国に育ててくれた欧米の皆さん、ありがとう!平和な日本にいま生きている私たちって、なんて幸せなんだろう。」と考えてしまうかもしれません。特に、今のマスメディアが垂れ流す嘘情報を信じ込んでいる人々にとっては、そうでしょう。そして、慰安婦問題とか南京大虐殺の嘘ニュースを見て「私たち日本人は隣国の人々に対して、なんて酷いことをしてしまったのだろう。」という、しなくてもいい反省をしているのです。