物造りの国、日本 

1.日本人と物造り

人間が意識を向けることで、物質には何らかの波動が宿ります。なので、人間の欲望を刺激するマネーからは dark money の波動が発せられるのです。税務署に目を付けられて大変苦労されている税理士さんの財布の中の紙幣からは、かなりの悪性波動が出ていました。波動に敏感なある方はその悍(おぞ)ましさに、その紙幣に触れることが出来ませんでした。

西洋文明が主流となってしまった今の世の中では、同じ工程で物を作れば、誰が造っても同じ製品が出来上がる、と信じられています。なので、多くの大企業が労働力の安い国での物造りを選びます。少し前まで、多くの日本企業が中国に工場をおいたのもそのためです。しかし、本当に誰が造っても同じ製品が出来るのでしょうか?私は違うと思います。

日本には人間国宝と呼ばれる方々がいらっしゃいます。人間国宝とは重要無形文化財保持者の認定を受けた人のことを言います。そして、陶芸・染織・木竹工・人形などの工芸分野、つまり物造りの分野で活躍されている人間国宝の方々がおられます。彼・彼女らは凡人には真似できないような、素晴らしい作品を創出します。作り手によって出来上がる製品には、明らかに違いが生じるのです。

そして日本文化は海外の人々に人気があります。江戸時代に陶磁器を包む緩衝材として欧州に渡った浮世絵は、大変な人気を博しました。日本のアニメ・漫画は、今世界中で大人気です。故黒澤明監督の映画も外国人受けが良かったですし、最近では山崎貴監督の「 ゴジラ-1.0 」は米国で大ヒットしました。人間が作り出す作品は、作り手の精神性を色濃く映し出すものなのです