真実をしらす その肆

サイバー空間の底力

コンピューターが発達し、SNS が発達し、一人一人がメディアとして情報発信をできるようになり、人々が受け取る情報量は増えました。その内容は玉石混合で、闇の情報が圧倒的に多いように思えます。しかし、中には真実を伝えている人もいることでしょう。それこそ、発信者に悪意がなかったとしても、九分九厘までが闇の情報で、正しい光の情報が一厘でもあれば、まだマシな方なのかもしれません。

加計学園問題で世間の注目を集めた岡山理科大学(獣医学部の所在地は愛媛県今治市)には、開校当時、私が知っている方が二名、教師として就任しました。どちらの方も、教師として大変尊敬できる方です。それを、当時の私の上司は「あんなの(家計学園)ダメだ、と〇〇先生が言っている。」とダメ出しをされていました。その方は獣医師ではなく、人間のお医者さんでしたが、マスゴミの報道に踊らされ、自身の言葉で意見を述べることも出来ない、残念な人だなあ、と当時の私は感じていました。事情も知らないのに、安易に何かを批判するのはやめた方がいいと思います。

そういう意味では、サイバー空間では当事者でもないのに、やたらと他人を批判する評論家が山ほどいます。保守を名乗って国政選挙に出馬した政党の間でも、かつて同じ政党員として選挙を共に戦った人々の間でのバトル(罵り合い)が SNS で絶えないようです。なんだか不毛ですね、、、。

過去に囚われて罵り合うのではなく、どうしたら争うことなく、協議し、落とし所を見つけながら前に進んでいけるのか、学び、試行錯誤することが大切なのだと思います。そのためには、一人一人の小宇宙は異なるのだ、ということを明確にしておかなければなりません。他人を自分の思い通りに動かすことは不可能です。しかし、一神教の世界では人の恐怖心を煽ることで、他人を支配下に置き、自分の思い通りに操ってきました。