今までの地球 と これからの地球 16

これからの地球 その五. 小宇宙で終結しよう

人間は、小説や漫画、アニメ、映画などで、あらゆる物語を追体験できます。小宇宙内であらゆる体験をして、その体験を俯瞰して読み解き、納得することができます。

ほとんどの人は実際に起こった情報を小宇宙の中に取り込み、その情報に適した行動を外に向かって発します。その行動が、周りの人々を良い方向に向かわせるものだといいでしょう。しかし、今の世の中では、ほとんどの人々が不平不満の中で生きています。そのような人々が行動した時には不平不満が増幅します。

私が最後に働いた職場の上司は、人の粗探しが大好きな人間でした。なので、いい仕事をした人に対しては何も言いませんでしたが、失敗した人に対しては他の人々が見ている前で、個人を必要以上に糾弾する方でした。その職場ではボーナスの査定を受ける際に上司の面接を受けることになっていました。その面接時間は一人20分で、最初の頃は私はその時間いっぱい面接を受けていました。それが途中から、私が上司の支配下に落ちないと相手が気がついた頃から、面接時間が2分くらいになりました。

私はとてもむかつきました。教授室から職場に戻った私は怒りのあまり普通に仕事に取り組む心境になれず、受け持ちの仕事場の掃除を一時間以上一人で行いました。その間浄化と上昇をすることで、自分の中の怒りの感情を鎮めました。