第4章 No.3 一神教の世界の最終目的地「最後の審判」

退化していった文明の先には滅びの道しか待っていません。それを阻止するために、防御的に置かれたのが「最後の審判」という概念なのかもしれません。

そして複数の人間が「最後の審判」を乗り越え、その人数がある閾値に到達した時点で、「一神教」の世界はその二千年の役割を終えて、新しい次元に進むことになるのでしょう。日本的に言うと、「百匹目の猿」という言葉で表現される現象です。

その結果、これまで莫大なマネーを所有してきた一部の支配者達の手によって進行してきた世界が、今までとは違う、新しい契約のもとに再構築されることを期待します。