人間は無意味にこの物質宇宙に存在しているわけではありません。この物質宇宙は、物語宇宙なのです。物語は、ある目的地に向かって進行していきます。物語宇宙の主役は自分自身です。そして、その物語宇宙で果たすべき役割は、個々の人間のたましいに書き込まれています(これは、あくまで私の仮説です)。
人は果たすべき目的を携えて、一人の人間としてこの世に生を受けます。しかし、生まれた時にはその目的を忘れてしまっています。或いは、生まれたばかりの頃は覚えていたとしても、周囲の物質世界の情報を取り入れて成長していく過程で、たましいの目的を忘れていきます。
そして、人として様々な経験を重ねるうちに、たましいの本来の目的を思い出し、その目的を達成しようと奮闘します。そしてきちんと目的を全うできた人間は最後に死をむかえ、無事、物語宇宙を卒業することになります。