No.7 固定化小宇宙を覗いてみよう

ある固定化小宇宙さんの小宇宙を、少し観察してみました。固定化さんの情熱は、自分自慢、自己賞賛、他人批判に特化しています。会話上では、誰かを褒めることもありますが、それは、体裁を整えるためであって、本心でないことは明らかです。一方で、他人の欠点を見つけると、意気揚々と批判を開始します。

固定化さんが認める人物は、自分の言うことを黙って聞いてくれる人物です。評価が低いのは、自分と異なる意見や考えを持ち、発言する人間です。つまり、好き嫌いで判断します。自分の思い通りに動いてもらうために、自分よりも格下だ、と判断した人物に、好条件をちらつかせます。

一方で、私は固定化さんのことを少しでも認めている人を、最後まで見つけることができませんでした。それは固定化さんも心の奥底では気が付いているようで、常に時間を区切って、「忙しい。」と言っては、形勢が不利だと感じると直ぐ退場していました。

こんな人生、楽しいのでしょうか?きっと、ご自身の小宇宙の外に広がる世界の情報を、きちんと取り入れることが出来なくなると、固定化小宇宙が誕生するのでしょう。