闇のマネー その九

悪魔とマネー

このように、この世のマネーの仕組みを作り出した人間集団は、悪魔に魂を売った人々なのです。金( Gold )を自分たちの手元にかき集めて、世界中に「金本位制」のシステムを導入した人々は、いざ金の保有量が減少したら、次には金に紐付けされない貨幣制度を作っていきます。アメリカ政府は、アメリカドルを金と交換できる仕組みのもとで信用を得て、基軸通貨としての地位を確立してきましたが、その結果金の保有量がどんどんと目減りしていきました。そこで起こったのが、所謂「ニクソン・ショック」です。ニクソン大統領は 1971 年の 8 月、いきなりドルと金の兌換停止を発表するのです。自分達が窮地に陥ったら、自分達にとって都合がいいようにルールを書き換えてしまったわけです。そして以降は、原油取引をドル建てで行うシステムを、それまでの慣習を利用して何となく構築し、ペトロダラーとして、世界の基軸通貨としての地位を継続してきました。本当にやりたい放題です。しかし、強い軍事力を持った大国であれば、こんなことも出来てしまうというわけです。 

 ニクソン・ショックについては不勉強なので詳細は知りませんが、このニクソン・ショックの裏で重要な役割を果たしたのがキッシンジャーの秘密裏での中国訪問でしょう。キッシンジャーはベトナム戦争で枯葉剤を撒くことを決断した張本人としても有名ですが、彼はベトナム戦争終結に貢献したとして、1973 年にノーベル平和賞を授与されているのです。私の感覚では明らかに犯罪者ですが、彼は何ら罰を受けることなく、今でも齢百歳という高齢で存命中です。本当に恐ろしい世界です。 

 そうやって動いてきたのが、ここ最近の地球史なのです。そして、ついに 2020 年にはアメリカの地において、きちんと情報を収集していれば、誰の目から見ても分かる不正選挙が行われて、賄賂を平気で受け取るようなアメリカ大統領が誕生し、現在に至っているわけです。マネーの錬金方法も、生物兵器というものに様変わりしてしまいました。本当に恐ろしい世の中です。 

 裁きは天に任せることにしているので、今後、この世界を動かしてきた多くの犯罪者達が、生きている間に裁かれるのか?死亡してから裁かれるのか?これからも観察していこうと思います。 

 そうして願わくは、私自身が生きている間に、光の経済が生まれ、そこに参加できますように、と祈るばかりです。 

(完)