闇のマネー その七

犯罪者とマネー

第二次世界大戦におけるナチスドイツの蛮行は、世界中の人々に強烈な衝撃を与えました。しかし、あんなに大それた事をヒトラーひとりの指導力で成し遂げられるものなのでしょうか?実は裏にはさらに悪魔的な、組織だった集団が関与していたとは考えられないでしょうか?

そのヒントとして、ヒトラーの側近と言ってもいいような、ナチスドイツで悪行を重ねた人物達が、その後 EU( 欧州連合:European Union ) や NATO( 北大西洋条約機構:North Atlantic Treaty Organization )の設立の際に中心的役割を果たした、という事実が残っているようです。また、ナチスドイツの技術研究者達の多くは、その後アメリカに渡り、アメリカの科学技術の向上に大いに貢献したと聞きます。メデイアの力を使って、ヒトラーという指導者一人に罪を着せることで、大半の犯罪者はうまく罰を逃れ、何食わぬ顔をして生き延びたのです。

ヒトラーやレーニン、毛沢東に資金を提供し、その結果、一般市民の大虐殺へと歴史を動かしていった裏には、国際金融資本家のマネーが関与していました。そして、如何にもそこに自分達は無関係で、悪いのはそのような大虐殺を決行した指導者一人だと人々に信じ込ませていますが、そもそも彼らにマネーを投資し、育てた資本家の存在がなければ、悲惨な大悲劇は起こっていなかったのかもしれないのです。