これらの作業は本当に大変なものでした。何とか救われたのは、体調不良で辞めてしまったスタッフが、報告書を時系列でファイリングしてくれていたので、どのような経緯で、報告書が訂正されていったのかを確認することが出来たことです。しかし、2020 年のアメリカ大統領選で多くの方が目撃した「バイデンジャンプ」の様に、いきなり報告書の数値が大きく変わっている箇所が多々ありました。また、私はしばらく頭を使わない時期を過ごしていたため、いきなり脳を使って考えることになり、まるで脳が暴走しているような状態になってしまいました。
3週間ほどかけて、3cm ほどの厚さのファイルに閉じられた報告書と睨めっこしながら、少しずつ、報告書を修正していきました。そして 2013 年の仕事納めの日に、やっと報告書の最終版を提出することが出来ました。