第2章 No.1 多分、その時なにかが始まった

2006 年 5 月下旬、センター長から、同じ職場で働いている方(以下、K さんとお呼びします)が 6 月から休職する、と伺いました。私は K さんが働く部署の人々とは少し距離をとっていたので、寝耳に水のお話でした。そこで直接 K さんから話を聞いてみることにしました。久しぶりに話をした K さんは疲弊しきっていて、休職以外打つ手はない、と感じさせるものがありました。そして K さんの話を聞いて、何故このような状況に陥ってしまったのか、大体把握することができました。

この件には、他の研究室のチームリーダー(以下、I 先生とお呼びします)も間接的に関係しており、センター長と I 先生の間で諍いが生じる可能性がありました。そのため、このような状況に至った事情を I 先生にお伝えすることにしました。

しかし、私は理不尽なことに対してとても怒りっぽい性格なので、I 先生に対しても批判するような失礼な言動をとってしまう恐れがありました。その反面、何故 I 先生に直接お話ししようと思えたのかというと、I 先生がとても誠実で、人の話を聞いてくださる先生だと分かっていたからです。

なので、状況を把握している同僚に協力してもらい、相手に対して失礼な話し方にならないように練習しました。その上で I 先生に時間を割いて頂き、今回の状況についてお話ししました。I 先生は真剣に話を聞いてくださいました。その後、確認はとっておりませんが、おそらく、事は穏便に進んだようです。

 

サイバー空間上の精神科学研究所で、ブログを書いています。

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