現実は漫画や小説より奇なり 7

対話をするということ

日本語できちんと自分の気持ちを伝えることができるようになったら、次は、他者ときちんと対話をできるように訓練すべきです。大量の西洋文明を受け入れる前までの日本人は、平和的な民族で、犯罪や争いも少なく、そのため警察のような役職の人々の数も少なかったと聞きます。また、主語を使わなくても会話が成立する日本語を使うことで、人々は共同体として、緩やかにつながっていました。そんな状況であったからこそ「暗黙の了解」とか「阿吽の呼吸」が通用した のでしょう。

しかし、今の日本はその頃とは違います。なので、きちんと言葉を使って対話し、意思疎通をとることが大切なのだと感じています。