今までの地球 と これからの地球 7

今までの地球 その七. 無意味な教育システム

今の教育システムは、自分の頭で思考することが出来ない人間を育てるのに、大変貢献してきました。はっきり言って、今の文部科学省が掲げる教育振興基本計画を見ているとがっかりしてしまいます。

教育振興基本計画(概要)https://www.mext.go.jp/content/20230615-mxt_soseisk02-100000597_02.pdf

教育振興基本計画(リーフレット)https://www.mext.go.jp/content/20230928-mxt_soseisk02-100000597_07.pdf

令和5年度から9年度における、基本計画の概要を見てみました。次期計画のコンセプトは「2040年以降の社会を見据えた持続可能な社会の創り手の育成」と「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」だそうです。またここで、よく分からない横文字の「ウェルビーイング」という言葉が出てきました。そして、ウェルビーイングの向上の中には、「利他性、自己肯定感を育む」という文言が出てきます。綺麗事ばかりの謳い文句が綴られてはいますが、どうやったらその綺麗事を実現化できるかの具体例が一切見えてきません。

物事を解決するためには、何故このような事態に陥ってしまったのか、原因を明らかにする必要があります。原因が分からなければ対策の立てようがありません。これだけ多くの日本人が自虐史観を持つに至った原因が、戦後教育にあることは明白です。戦後の教育は GHQ によって、戦勝国であるアメリカに都合がいいようなものに作り替えられてしまったのですから、、、。それを正すためには、今ある教育のあり方を根っこから作り替えることが大切なのです。偽装された情報を、あたかも真実であるかのように教科書へ記載することを、許してはいけないのです。

そして、利他性を育む、などとよく言えたものだと思います。昨年末から、政治家の派閥によるパーティー券の問題が世間を騒がせていますが、これこそ、自分達の利益のことしか考えていないからこそ生じた問題なのだと思います。しかも現首相は、諸外国を支援するためには大盤振る舞いで数千億から数兆円もの大金を惜しげもなく、国民には何も説明せずに投入します。なるほど、日本国を自己と見做せば、国家予算の使い方は利他的なのかもしれません。