今までの地球 と これからの地球 6

今までの地球 その六. 分断して統治する

全体主義を目指す人々がとる常套手段は、人々の分断です。つまり「分断して統治する」という方法をとります。そのための最も手っ取り早い方法が、家族を分断することです。昔は、お産婆さんが赤ちゃんを取り上げていました。しかし現在は、出産は病院で、というのが一般的になっています。

私が耳にしたお話なのですが、GHQ が取った分断工作の一例が、先ず病院で出産させることで、出産後すぐに家族と子供、母親と子供を引き離すことでした。その話を聞いたお産婆さんたちは反対したそうです。家で出産すれば、赤ん坊は生まれた瞬間から家族の一員として迎え入れられ、家族や親戚の誰かしらが子育てを手伝ってくれるような環境下で人生を始めることができるでしょう。しかし、今の多くの子供達は、家族と分断された、孤独な環境下に生まれてくるのです。

そして今の時代、子供が幼いうちから子供を保育所に預けて、母親が外で働くことが当たり前になってしまいました。母親が働いている間に子供の面倒を見てくれる親族がいればいいですが、核家族化が進んだ現代においては、母親が働き、母親の代わりに労働者である保育士さんが、お金をもらって他人の子供の面倒を見るのです。本来なら、母親が自分の子供を育て、保育士として働いている方々は、他の仕事に従事するのが自然な姿であるように思えてしまうのですが、、、。今のマネー中心の歪んだ資本主義社会の中で、人々は知らず知らずのうちに、どんどんと非人間的な方向へと進んでいっているように思えます。