才能がなくてもスキルは作れる。

能力は99%まではスキルでしかない。

 

考え方と発想の転換は、たくさんの選択肢を知っておくことから。
だからたくさんの情報をインプットするのがいい。
無数の道筋からたった一つを選び抜くのも、メリットデメリットの比較でしかないから。

 

スキルを育てることは自分を育てること。

 

たった一人の人材になるためには組み合わせが重要なのだと思う。この世界は無数の組み合わせの世界とも見れるから。

 

なんでもできるように見られているみたいで、とてもくすぐったいけど、それはものごとを抽象化して、他のことに応用して使っているから。

 

コンピュータのプログラムを書くということは、論理構造を考えるのと一緒だから。
料理でも一緒。

 

まず材料として何があるのか、だいたい書き出して、名前をつけて分類する。野菜とかお肉とか。

 

その次に、やることの大まかな内容を決める。スープを作るのか、炒め物なのか。

 

どんな小さな作業がいるかを考える。
下ごしらえ、材料を刻む、茹でるとか。

 

効率のために手順を見直して段取りする。
鶏肉とかエビとかは、解凍したり臭みを抜くのに少し時間がかかる。
その間に野菜を切ってしまえばよさそう、とか、処理内容を検討する。

 

すべて決まったら、あとは作るだけ。

 

料理のレシピというのは抽象化して言い換えてしまえば、料理を作るためのプログラムのことだ。

 

実行者が人間だというだけ。
コンピュータだって、包丁や鍋みたいに、専門的な処理を引き受けてくれる他のプログラムや物理的な部品がなければ、作業さえできない。

 

抽象化するというのは、ものごとをもっと大きなカテゴリーのものに言い換える練習をすると感覚が分かってくる。
ものの本質を突き詰めて、見極めるということに繋がるからだ。

 

たましいのプログラムも同じ。
どうするのか。何によって実現するのか。
その大まかな目標とプロセスが定められている。

 

この物語宇宙は、壮大なシミュレーションプログラムの実行中なのだ。