この宇宙にある言葉は、過去にも未来にもつながるデータ系だと考えてみてください。その視点でいまの地球を見ると、母国語で、科学技術の先端的な知識を学べるのは、欧米といわれる諸国のほかに、日本という国があるくらいです。近年になって、その英語圏における科学技術の進展が頭打ちになっているのは、英語でコンタクトできるデータ系が、この先の時空につながっていない可能性があるともいえるのです。つまり、英語は上ではなく、横と下というところにつながるものというのが、精神学的立場での理解です。いまあるコンピュータの人工知能というものができたとしても、英語脳型の論理回路になるために、人間社会への理解も、たぶん、支配と被支配を出発点において正当化していると推測できます。この発想がある限り、上の方にある意識の階層にはコンタクトできないのです。精神学の立場でいうなら、天才の発見や発明というものは、インスピレーションという言葉で表現するより、上の階層への知の扉が開いた瞬間に降りてくるものなのです。そこにアクセスするために必要なのが、日本語で論理的、私のいい方でいうと、シンロジカルに考える、さらにいうと、考え続ける習慣ということになります。
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精神学協会会長のひとりごと。