この日本列島には、いまでも、共産主義という言葉にシンパシーを持つ日本人は多くいます。コミュニズムという言葉を、明治の日本人が、共産主義と訳してしまった結果が、いまの世界の姿を生みました。マルクスという人間が、ユダヤ教のラビの家族に生まれた人格破綻者で、彼が資本論を記す期間の生活費を含め、どんな人間グループの支援があったのかを明治の日本人は知らなかったのです。世界の金融資本家の代表的地位にいたロスチャイルド家にとって、自分たちの世界覇権を阻害する最大の勢力は、ロシアのロマノフ王朝でした。そのロシアの王朝のパワーを失わせるために、明治の日本に戦費を貸し付けて、戦うように仕向けたというのが、正しい歴史の読み方です。これがわかると、人間の理想を追求したかのような思想というものの背後にあるのは、マネーのパワーを利用する方法を知っている人間の巨大な悪意だということが理解できます。日本の神や神々というものは、日本人のたましいの原型とでもいうべき存在ですから、そうした巨大な悪意というものを正しく知らなかったのです。それが、明治以降のこの日本列島の不幸のもとにあります。世界は、邪悪なのだということを知らないものに、邪悪と戦う資格はありません。
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精神学協会会長のひとりごと。