すくなくとも、いま生きている人間のたましいは、神や神々のワケミタマということになっています。ただし、それは、日本人のたましいの話で、一神教の世界では、日本でいうところの天神地祇の地の神格はその土地の古来のものですが、天神に当たるのが、その宗教が神としているものなのか、古来から伝えられている神格なのかは人によって異なる可能性があります。残念ながら、一神教の神が、人間にワケミタマを配ったというデータを私は知りません。つまり、一神教の神というものは、この地球の神と人間の関係を知らないものということになります。日本人のたましいは、天という座にあるものと、地の上に座を持つものとの合体物なので、人間存在は、はじめから神の所有物ではないのです。その立場からではなく、全知全能の神の一神教が世界宗教を目指したのは、多くの人間が信じることで、その神の分霊というかワケミタマが配分されるはずだと考えたからです。私が知る限り、これは地球の神界のたましいを管轄する存在の承認は得られなかったのです。ただし、その神のテーマを投影するだけの人間という容器は用意されました。そして、現行の地球上の人間の中に、一神教の神のエネルギーは、すでに投入されています。つまり、人間のたましいの量に対応した意識エネルギー体が、自分は神だと信じたのです。
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精神学協会会長のひとりごと。