自殺の真相!?憑くものとは

 

今年のGWの終盤に、66歳の俳優さんが、自宅で縊死されたことがニュースになりました。

「事故ではない」という発表なので、もしかしてご自分で命を絶たれた可能性もあるのかな…と考えました。2年前に、売れっ子の俳優さんと、同じ映画へ出演していた女優さんが相次いで亡くなられたことが話題になったこと、覚えている方も多いと思います。

 

警察庁の発表によると自ら命を絶つ理由は、一番新しい統計の2021年で「健康問題」「経済・生活問題」「家庭問題」「勤務問題」の順だそうです。

自殺者数の推移は、1998年に32863人を記録してから2011年の30651人まで、14年間3万人を超えていました。昨年の2021年には、21007人となり、その66.4%が男性です。

 

少しは減少したものの、それでも数字としてみると多く感じられます。

 

私としては、これらの人たちが全員、明確な意図と決意をもって自殺されたとは考えにくいと思っています。

 

それというのも、先日こんな体験をしました。

 

我が家では、2匹の猫を飼っています。

野良猫だったのを保護した猫たちで、そのせいもあるのでしょうか、よく家の外に出たがります。人の出入りを観察していて、少しでも戸が開いていたら、そこからするりと人間の足元をすり抜けて出ていくのです。

 

2階で、洗濯物を干していた時も気を付けていたのですが、若いほうの猫が足元をすり抜けてベランダの物干し台の下に消えていきました。

「猫、逃がしちゃったわ!」

と、パニックになる私。とりあえず、外出中の家族にメールで報告したのち、近所を探して回りました。

 

数年前に年長の猫の方が脱走して、三日間ぐらい帰ってこなかった出来事が脳裏によみがえります。あの時は、夜になっても眠ることができずに、何度も家の周りを捜索しました。いつもは、数時間で帰ってくるのに帰ってこない。交通事故にあったのか、猫のくせに運動神経がよくないので、どこかに入って出られなくなっているのか。ぶくぶく太っているので、食料にされたのか…。ありとあらゆるよくない発想が出てきては、それを打ち消していくという作業を繰り返しました。

もう生きては会えないかも・・・と考え出した矢先、三日後に見つかったのです。

 

その出来事を思い出しながら、猫の捜索をしていたのですが、私の脳内に突然、

「私が、死んじゃったほうがましかも…。猫逃がしたから、また家族に叱られるし。このまま見つからずに、猫が帰ってこない。いや、どこかで猫が死んでいたらどうしよう。そんな現実は見たくないや…」

という思いが沸き上がってきて、一挙に意識レベルが降下していくのがわかったのです。

その状態は2分ぐらい続きましたが、徐々に回復しました。

 

この文章を読んでいる皆さんにはわかったと思いますが、猫が脱走したぐらいで「なぜ、死ぬことを考える!?」という疑問にぶち当たると思いますが、突発的に嫌な出来事を体験した私は、隙を突かれて「何か別のものが乗っていた」、または「何か、よくないものに憑かれた」という現象が起こっていたのです。

 

体験的な意味合いがあったと思うので、その状態は長くは続きませんでしたが、この意識が落ちた状況が外せない場合は、そのまま自殺してしまうこともありえます。

 

訃報に接して、世間では「そんな兆候はなかった」、とか、「この先の予定も入っているのになぜなの?」といいますが、そこそこその人が幸福そうな場合は、決して計画的なものではなく、何かの闇に憑かれた結果の衝動的な行動であることも十分考えられます。

 

霊界であれ、魔界であれ、見えない世界が重なっているということは、それらの影響を受けてしまう可能性も排除できません。人間由来の霊界系なら悪霊、魔界系なら悪魔や魔物。そういうケースは人間が知らないだけで、かなりの件数があるのではないのかなぁと、自分の体験と警視庁の発表している数字を見ながら考えたのです。

 

まずはご用心。自分だけは大丈夫と思わないで、意識が急降下したら、深呼吸してから、精神学の『浄化と上昇』を試してみてください。浄化と上昇の言葉を声に出して言うだけでもいいです。

それによって、意識を浮き上がらせることができます。

 

※追記

猫、帰ってきました。ベランダの下に隠れていたようで、夜になって、出てきました。やれやれ、です。

 

 

日戸 乃子(ひとのこ)