技術というのは時間とイコールだ。
タイムイズマネーという言葉は誰もが聞いたことがあるだろう。
時は金だ。もしくは時間というリソースはお金に変換することができるということだ。
技術者は人よりも多くの時間を技術の習得に費やし、専門的なスキルを発揮することができるようになった人のことで、そういう人は職業人だ。
誰かの時間をもらうならば、私たちひとりひとりはそれに対して対等な対価を払う用意がなければならない。
そうでなければ、自分の技術が安く買い叩かれた時、こう言われてしまうだろう。
「自分だって人の技術を安く買い叩いたじゃないか」と。
消費者と技術者の関係をいろんな形で見続けていて、常に身につまされて思うのは、私たちは常に誰かの時間の消費者であって、その時間という価値と、消費の責任を自覚しなければならない、ということで。
私は、誰かにちゃんと支払えているんだろうか?