そして、聖書の時代が終った。

この物語宇宙は、いまのところ西暦という、ヨーロッパのキリスト教文明がつくった時間軸の中に置かれています。それが、二千二十一年に到って、精神界から、神紀元年という言葉が授けられて、聖書の時代は終わったことの宣言がなされました。精神界が、現実世界に先立つという原則のもとでは、まだ、西暦の文明が続いているように見えますが、もう、物語の力は消えているのです。その先にあるのは、アメリカ文明の終わりと、共産主義というユダヤ・キリスト教に由来するイデオロギーで支配している中国共産党支配の終わり、ということになります。その先の物語のデータは、実は日本列島に置かれていたのですが、アメリカが日本に原爆を落とし、日本を属州化したことで、この物語の成就はなくなりました。つまり、聖書の福音を求めて、西へ西へと進んできたキリスト教徒は、丸い地球の反対側で、イエス、または、古きイスラエルの記憶を残した日本文明に出会うというストーリーは崩壊したということです。結果として、アメリカ合衆国は神の息吹きを失い、いままで見えなかった、アメリカを支配してきた別の顔を見せることになりました。アメリカ人が、アメリカの民主主義の限界を知って、新しいステージに移行するには何かが終らねばならないのです。