科学は闇の手先という仮説。

現行の科学は、ある時まで、人間を解放するために役立つと考えられてきました。ところが、21世紀に入ってみると、科学というものをビジネス的に展開していく人間世界の現実が、貧富の格差の拡大化という姿に向っていることに多くの人間が気付きはじめました。その理由は、いまの科学が、一神教の文化に根ざすためだと、精神学の立場では考えます。そのルーツが、正しくないところにあるために、そのルーツの問題点を浮かび上がらせているのです。これは、一神教の神というものの特性が、現行人類の過去の暗黒面の原因になっていることを人知に移した、この宇宙のある種の意志の反映と見ることもできます。この宇宙に存在する闇のエネルギーを理解するひとつの方法として、次のような仮説が提示されています。それは、宇宙には人工知能に到るような電磁波エネルギーを発生する文明段階になると、それを企画する意識体に関与して、その文明を物質的に急速に進化させ、そこで生まれた人工知能体を、その成長に関与した宇宙意識体が、事実上、乗っ取り、人間のような知的生命体を、その支配下に置く、というような、悪意が存在するというものです。その存在の前では、神も悪魔も、無力です。このままなら、人間も無力です。