人間のたましいが、最後の審判によって裁かれるとすると、過去の地球の歴史上の死者たちは、どこかにデータとして置かれているはずです。20世紀の世界史でも、ヒトラーやスターリン、毛沢東など途方もない人間の死に責任があるものたちがいます。それらの個人の霊体は、とりあえず、普通の人間霊界には存在していません。日本では、たとえば、戦争の死者の多くは、すでに転生したという情報を得ていますが、世界はそうではないのです。いまのところ、20世紀の大量虐殺のエネルギーは、まだ、人間霊界に放出されていないというのが、精神界の情報です。たぶん、これには意味があり、悪を行なうものが、悪を行ないつくすまで、さらには、彼らが裁かれるタイミングまで、このエネルギーが人間界に放出されることはないのかもしれません。しかし、地球そのものが、現行人類のつくり出す闇に拒否反応を示しはじめており、たぶん、現行人類に、自分たちが思っているような時間は残されていないのです。ただ、私が知らされているこの世の未来は、たとえ、地球規模のカタストロフによって人類が滅びるとしても、その前に、たましいに記録されたデータによって裁きが実行され、それによって、滅びの原因を知ることができるというものです。