ヒトラーのドイツで、後にアメリカにペーパークリップ作戦で亡命し、アポロの月着陸を成功させるフォン・ブラウンという人物が、あのV2ロケットをつくります。そのフォン・ブラウンが、1930年代にアメリカに渡って、ニコラ・テスラの電磁推進力による反重力エンジンのテクノロジーを研究し、持ち帰ったという説があります。いうまでもなく、ニコラ・テスラは、エジソンの直流送電に対して、今日、世界中で使われている交流送電の提案をしたことで知られる天才で、当時は数千にのぼる特許を出願していたとされます。そのニコラ・テスラの目標は、フリーエネルギーによる、エネルギーコストからの人類の解放であったため、それを怖れた勢力によって、資金を断たれ、最後はマッドサイエンティストの扱いで1943年の1月7日に亡くなります。その死の直前には、船が消えたり、瞬間移動したとされるフィラデルフィア実験にも参加していたとされていますが、テスラの技術をナチスは利用していた可能性が高いのです。しかし、それだけで、ナチスの科学技術的成果が達成されたとは考え難く、それまでの人間の頭から出たものではない、情報があって、それを実行する能力とテクノロジーを当時のドイツは持っていたと考えるべきです。その情報源が精神界的な存在だったとしたら、ということです。