敗戦後の失敗で無神論が勝利。

大日本帝国は、その憲法の根本的な欠陥によって、内閣が始めた戦争を天皇が終わらせるという、論理的破綻によって、終わりの時を迎えました。その反省もないままに、アメリカ占領軍が英語でつくった草案を、そのまま日本語訳にした憲法を、二十一世紀になっても護持しているという不思議な国が、現在の日本です。その理由は簡単で、アメリカの占領軍の中枢にいた共産主義者のグループが、今日まで続く、新しい日本の支配階級のために、制度をつくったからです。その最大の利得者は、いうまでもなく、戦前、弾圧されていたとされる共産主義者とそのシンパで、彼らと共に活動していた半島系の人間も、大きな利権を手にしました。ところが、これらの人間グループに匹敵するほどの利得を得たものが、戦前の帝国大学では見込みのなかった無神論者の学者グループで、東京大学法学部を中心とした、アメリカ迎合学者は、その後、一貫して、国立大学だけではなく、私立の大学ですら、教授というポストを独占するほどになっています。それは、人文系の学者だけでなく、理工系の学者も同じことで、アカデミズムの世界は、無神論でなければ学者にあらずという状態が続いているのです。