知ったものの責任。

二十世紀までは、ある意味で宗教やスピリチュアルというものが、この世界の人間の意識上では、興味の対象だったようです。日本でその風向きが変わったのは、表面上、オウム真理教の事件で、これによって、宗教、スピリチュアルは、危険なもののような印象で、マスメディアからも表面的には消えました。それに変わって登場したのが、UFOやETといったものへの興味で、人間は、過去に地球外からの来訪者を神として、彼らによってつくられた種族だというストーリーが一般化しました。この分野での情報開示を求めたアメリカのディスクロージャープロジェクトは、二千一年の九月十一日の同時多発テロと称するもので、一般人の興味が逸らされる結果となりましたが、アメリカ政府の闇の存在を示しました。宗教やスピリチュアルと、宇宙やUFOやETが、人間の意識世界では、ひと続きのものになっているのです。そして、このタイミングで、こうしたトレンドに、ニコラ・テスラなどの先人たちの科学技術の発想と物理学などの知識が重なって、タイムトラベルなども人知の領域に入ってきそうになっているのですが、そこに神の座はありません。