<第二章>その八

第二章 意識は波動ということ

その八)植物と意識

地球上の生物の中で、いまのところ多くの人間が、意識を持たないだろうと考えているのが、植物です。人間の脳に当たる思考の座を持たないので、意識があるとは思えないのでしょう。ところが、この植物という存在は、人間の意識エネルギーに敏感に反応するという事象が報告されています。近年、無肥料、無農薬の作物づくりのひとつの方法として、確立されつつある、波動(意識)農法というものがありますが、その農法の特色は、人間と植物が意識を交流させるだけでなく、植物達が情報というか意識を通わせて、土地を肥えさせていくというところにあります。一般に雑草といわれるものにも役割があって、植物群が、その土地の環境整備を協力して行っているのを、人間は手助けするだけの農法ともいえます。波動(意識)農法のキャッチフレーズが、「天地の余剰をいただきます」ということでも分るように、植物群が、余剰生産をしてくれ、人間がその余剰をいただくなら、無肥料でも、無農薬でも、食糧生産は可能になる訳です。その農法が成立するためには、植物と意識を通わせられる人材が、必要なのです。このような視点から、植物にも意識はあると考えるのが、やがて、普通になる日が来ると予測できますが、その時までに、御神木といわれるような古い巨木との意識交流ができる人間が増えて、植物の波動が意識という理解が深まるはずです。

(つづく…)

二千二十二年 十一月二十五日 積哲夫 記