馬鈴薯の芽かき

 

今年もこぼれ種から落ちた矢車草が咲き始めました。

矢車草の季節は、馬鈴薯(ジャガイモ)の芽かきの頃。先日、馬鈴薯の芽かきをしました。種芋は三月に植えて三週間ほどで芽を出しましたが、遅霜にあって葉が痛んでしまいました。

今年は遅霜が降りた数日後に夏日が訪れて、あっという間に背丈20センチ程になりました。芽かきは、馬鈴薯の玉が不揃い、小粒にならないよう、そして根元の風とおしを良くすることでしょうか。立ち上がった芽を2本~3本に調えるのが一般的なようです。

先日霜に当たった茎からは、根元からたくさんの脇芽が出ていました。他の芽に太い茎が立ち上がっていれば、霜で傷んだ茎は芽かきの対象になります。芋をそっと押さえながら、浮き上がらないように茎をねじるように抜きます。

野菜作り10年目にして知ったのですが、根元に根が生えている抜いた茎は土に戻すと馬鈴薯ができるようで、すでに馬鈴薯の赤ちゃんがついているモノもあります。

芽かきをすることで味や成分が変わるわけではないので、調理の便利さや売り手の都合で慣習化されたのかもしれないですね。何れにしても、健全な(良い波動を備えた)土壌微生物を育むことが植物の免疫力を高めて美味しい馬鈴薯を育てることになると思います。

以前も記しましたが、土は落ち葉と糠。必要に応じて春から夏に藁を入れて、納豆菌などの土壌微生物を育てる農法です。

芽かきは腰がとても痛くなりますが、六月の収穫がとても楽しみです!

 

【主な効能】

馬鈴薯は気(体のエネルギー)を補います。 特に「脾」に作用して消化活動に力を与えます。 胃腸虚弱の改善、高齢者の体力増強、子供のからだの土台づくりなど。

 

みた やすよ