里山の雪を踏んできました。

空木岳の麓にある池山(1773m)を歩いてきました。以前、晩秋の空木岳に登り、帰りに見つけた小ピークです。周囲は森で山頂付近のみ360度の展望があり、東は南アルプス全景を、西は宝剣岳(2931m)を見上げて眺めることができます。

池山の山頂までは何となくトレースがありましたが、山頂から避難小屋にぬける道は踏み跡がありませんでした。少し降りるといきなり太腿まで雪にはまり、抜け出すのがたいへん。鍋の食材を背負ったザックの重みもあり、フカフカの雪に再び立つことは結構大変です。わかんを付けてもズボツとはまる雪にはまいりました。夏道でわずか15分程の下りですが、大回りをして体力を使いました。久しぶりに道なき道を歩くことの大変さを思い出しました。そして、人生においても何度も足を踏み外してきたと「クスッ」と微笑むわたしでした。