いまの世界の科学技術の言語は、すでに原則、英語です。その意味では人種的にはアングロサクソンの勝利のようにも見えるのですが、その科学技術分野の思考の中核を担っているのは、ユダヤ系の人間のように見えます。近現代をつくった思潮のほとんどは、ユダヤ系の人間の頭の中から生まれたのです。唯物論、共産主義のマルクスもユダヤ人、相対性理論のアインシュタインもユダヤ人、心理学というものを世に出したフロイトもユダヤ人です。こうして見ると、ある時期に、英語というよりヘブライ語が、新しい知の領域につながるのに有効な言語だったようにも考えられます。聖書のはじめに言葉ありき、という記述は、それほど重いということです。ただし、もともとのアルファベットは、古代フェニキアの商取引で使われていた文字を古代ギリシア人がギリシア文字にしたものだといわれています。そのアルファベットという言葉を、現代の地球の情報分野の超巨大企業が社名にしたのは、精神界的にも、きわめて、シンボリックなことだと考えてみてください。そのアルファベットに対抗するひとつの言語の文字体系が、あいうえお、という五十音、または五十一音の日本語だということなのです。その言語のルーツは、神界語だと伝えられています。