いまの時点で、私が到っている知は、間もなく無神論宇宙の審判がはじまる、ということです。無神論宇宙というものは、ブッダの理解によれば、大量に蓄積された意識エネルギー(それをカルマと呼んでもいい)によって、自ら滅び、また、同じ物語をはじめる循環の輪の中に閉ざされています。いまの地球上で、無限に増殖し続ける数字上のマネーは、現行人類の滅びに到る道、つまり、カルマだと考えてみてください。マネーを独占する道は過去の宗教的時空においても、地獄の道でしたが、これから、この無神論宇宙のメカニズムそのものが審判されるとすると、約束された闇に去る道となります。このことを人間が知ることがないように、いまの科学技術が人間の意識を闇の世界に閉じ込めるはたらきをしているというのが、私の理解です。現行文明では、ニーチェというドイツ人が神は死んだと叫んでから、無神論が勢いを得たように見えますが、人間のもとたるものは、はるか昔に神を殺し、神の権威を盗んだのです。この宇宙が、物語宇宙と呼ばれる理由もそこにあり、神になりたいものが、神と戦って神を殺し、結果として、滅ぶということをくり返すよう仕組まれているのです。その原因を知らなければ、対策も対処もないのです。それが解明されるまでは、審判も起きようがありませんが、いまが、その日、その時なのです。