時間の奥に闇の正体。

この宇宙を、精神学は、物語宇宙と呼んでいます。物語が成立するためには、舞台としての空間と、時間の流れが必要です。この宇宙全体を舞台とする物語をいまのところ人間は想定することはできませんが、スターウォーズぐらいのスケールの物語の空間は、すでにスクリーン上に存在しています。そのスターウォーズという映画は、シリーズ化するために、未来へ行くのではなく、過去への旅を物語の舞台に選びました。未来に行って、光が勝利しました、では面白くないので、過去に向かったのです。いまの地球文明は、私にいわせれば、同じ物語の構造の中に置かれています。ブッダの覚醒があって、イエスの登場があって、現在までの時間の流れを、いまの人間が知っている歴史ではなく、精神的な場にデータとして記録されている神知と、最新の人知を融合した形で、精神史というものを読み解ける時代が来たと、この世の人間に伝えるために、精神学というものが人間界に授けられたのです。それを、読み解くことができれば、いま地上で生きている人間のもとになっている、神と神々のたましいの物語も終わるのです。神と神々だけでなく、闇の意識体の物語も同時に終わるのです。