日本の皇室が、世界を植民地化していたキリスト教文明圏の大国の歩みにブレーキをかけるはずだと、最初の神のプログラムが示しています。そのために、正しい神の国を目指して建国されたアメリカも役に立つはずでした。暗殺された孝明天皇は、公武合体で日本の危機に立ち向かう姿勢でしたが、その天皇の死で、風が変わります。結果としての明治維新は、欧米の武器商人や金融資本家に教育された貧しい階級出身者の一種の革命政権となり、それまで、日本国内を新しい時代の意識に向けていた、天理教や黒住教や金光教、さらには大本教といった、いままで封じられてきた神々の活動までを弾圧することになります。その欧米の金融資本家のもとで育った、新しい思想とされた共産主義も、日本人には仁徳天皇の治世や、その後の公地公民の制のように親近感を持って受け入れられたため、その背後にある悪意にも気付かず、対米開戦という決定を内閣はします。その敗戦後に、日本がアメリカの属州であるシステムを埋め込まれ、その社会でマネーを蓄えたものの多くは、日本人ではないものとなったのです。その失敗のもとにあるのは、欲に負けた日本人が権力を握ったことで、それは武家社会ではあり得ないことだったのです。