日本の魔は世界の魔に敗れた。

日本神界は、大日本帝国の朝鮮併合で、東京政府を見限りますが、神々ではなく、その下にいた存在が、その世界支配者への戦いを引き継ぎました。その中心にいたのが、人間界では出口王仁三郎で、神界的にいうと、天を追放され、地上にいたスサノヲだったようです。たぶん、彼らはヒトラーの背後にいた魔力を持つものの、さらに背後にいたものの存在を知りませんでした。戦争の世紀と呼ばれる二十世紀の精神的なエネルギーの場において、それまで、宗教が伝えてきた善と悪の対立といった物語とは別の、もっと巨大な悪意というものが介入してきたのです。それが、無神論の悪魔とでもいうべきもので、それは神ですら知らぬものでした。日本の魔界も、そのルーツは、神々の闇なので、神にルーツを持たぬ悪意の正体を知りませんでした。その結果、魔力によって勝つはずだったドイツも敗れ、日本国内にいた共産主義者シンパ、および、フリーメイソンのシンパの裏切り工作によって、大日本帝国も敗れ、スターリンとチャーチル、それとルーズベルトの勝利になったのです。ドイツの魔力は、その後、ストーリー的には地球外からの科学技術として、アメリカの帝国化をすすめます。