整理整頓から始めよう【3】

どこかで紹介した気もするけど、バレットジャーナルという手帳術を知っているだろうか。

 

……Googleで画像検索をすると、華々しくデコレーションされた手帳の画像を次々と見つけるかもしれない。けど、それは手帳のデコレーションが大好きな人たちがやっているバレットジャーナルの豪華な装飾版であって、本来の中身は極めてシンプルなものだ。

ノート一冊とペン一本で、毎日やることをリストとして書いて、タスクを消化する。
その日に残ったやることリストのタスクは、やるかやらないか、先延ばしか、取捨選択しながら次の日に引き継いでいく。そして、やらないと決まったことはリストには引き継がれない。
自然と毎日整理ができる仕組みになっている。

 

注意欠陥障害だったライダー・キャロルという人物が、日次と月次とで、抜け漏れなく情報を管理・整理していくための手帳術であり、私がオススメしたい思考整理術のひとつでもある。

手で書くことがミソで、書くことにはとにかく時間がかかる。

その時間というコストを考えながら、書き写すのがめんどくさいと思うようなやるべきことについては、そのタスク、本当に必要? と、優先順位と必要性を、自分に常に確認する必要に迫られる。

コスト感覚と、納期感覚、省エネ。合理性をバランスよく育てられる気がするので、いいんじゃないかと思うのだ。

 

概要ややり方の説明はこちらのリンクを見てほしいな▼
初心者でも簡単! バレットジャーナルの書き方の基本 | コクヨ ステーショナリー

ご本人によるメソッド解説本もあります▼
バレットジャーナル 人生を変えるノート術 ライダー・キャロル (amazon.jp)

その他▼
各種SNSで#BuJoとかで検索するといろいろアイデアはいっぱい。ただしウィークリーログ、君だけはどうも私の肌に合わない。私のデイリーの情報量がきっと多すぎるせいで。


▲私のBuJo。シンプルゆえに月間の見通しは立てやすい。


▲デイリーログが思索の跡やメモでびっちり。こんな調子なので1面のウィークリーにすべて収めるとかはムリ寄りのムリ。

ちなみに、私はある記事を書く前に、その5~10倍ぐらいの量の文字を、情報の裏どり・検証や取材のために読みこんでいる。あまり間違った記事を作りたくないというのが、その主な理由。

アウトプットというのは、膨大なインプットの中から、情報を整理して削り出した上に成り立っていたりする。
整理というのは、とにかくとにかく、本当に大事で、やっぱりすべての物事は整理にはじまり整理に終わるんだなーと、記事を書きながら思った。

 

 

 

—記事を書く前に読み込んだ記事のリスト—

1.WIRED – 脳とは「記憶そのもの」だった──「記憶のメカニズム」の詳細が明らかに

2.東洋大学 – LINK@TOYO ~今こそ身に着けたい“教養”、大人のためのWEBマガジン~医学博士に聞く、記憶力・学習力アップに影響する脳機能「シナプス可塑性」とは?

3.初心者でも簡単! バレットジャーナルの書き方の基本 | コクヨ ステーショナリー

4.DIAMOND online 記憶、情報整理、精神の治癒……手書きが結局、いちばん効果的な理由