この世を支配している人間グループが、自分たちの支配を正当化するために神の名を使うという方法を、いまでも有効だと考える勢力が、聖書の予言通りのハルマゲドンと呼ばれる最終戦争を起こし、ホログラムか何かを使って、映像的にイエスの再臨を世界の人間に見せて、彼らの物語を完成させようとしています。そんな、ハリウッド映画のようなことで人間は、支配されることに合意するのか、ということですが、これまでの歴史では、その彼らの戦略は成功してきました。これが、精神界が人間に伝えてきているこの世の姿です。このことが理解できると、最後の審判を実行するためには、そうした人間界に支配システムをつくってきた、人間グループの背後にいる意識体を、特定しなければ、裁きは実行されないことになります。精神学というものは、精神界という場に、その主人公とでもいうべき、闇の主人がいない、ということを確認する役割を担ったのです。裁かれるべきものは、神のアンチテーゼとして生じた悪魔というものではなかった、ということです。では、人間界を支配しているようなシステムをつくった闇の主人は、どこにいるのか、ということになります。