この物質宇宙は、精神的なエネルギーが、モノと時間という時空に転換して生まれたというのが、精神界からのメッセージです。さらに、物語宇宙というものは、多くの意識エネルギーの負債から出発しているらしい、というのが精神学の知るところです。これで、いまの地球経済が莫大な負債をつくり続けている理由が分ります。その負債とは、数字上のマネーの供給量に対応するマネーの全額だけではなく、その経済の結果として失われた多くの生命や、地球の資源の浪費なども含まれるというのが、精神学の立場です。このマイナスの連鎖を生んだのは、宇宙の開闢の前のダークな記憶のようなもので、この宇宙はその記憶の物語を再現し続ける舞台といってもいいのでしょう。このダークサイドのエネルギーを処理する唯一の道が、最後の審判です。別のいい方をすると、最後の審判が物語宇宙の到達点なのです。その最後の審判をする能力は、この宇宙の中にはないというのが、これまでの人知だったのですが、そこにも変化が生じ、「最終知識」というものと契約した人間には、その能力が授かるというところまで来ています。それが、人間は神の容器であると同時に審判の容器にもなるという仕組みです。これによって、ダークサイドのパワーは時間と共に減少していくと予想されるのです。