占いや易にも結界をつくる力がある。

有名な占術家が亡くなって、表面化したのは、日本政治の黒幕ともいわれた易学の大家が、大日本帝国の方向性にも、戦後日本の政治の方向性にも影響を与えていた、ある種の結界の力でした。そこにつながるのが、現在の岸田政権で、そこには朝鮮半島や中国大陸に対する明治時代からの日本人の幻想が受け継がれています。残念ながら、江戸時代に日本で学ばれた大陸由来の政治思想は、理想化され過ぎた机上の学で、その出発点に、世界の人民は日本人のように考えるはずだという誤った思い込みを開国後の日本人にも継承させてしまったのです。たぶん、西欧文明というものが、口先では、自由や平等や博愛を語ったとしても、その背後にあるのは、世界支配への強欲さだという本質に気付きつつあるタイミングで、日本は対米開戦に追い込まれ、自分たちが拒否したつもりの植民地として現在までの時間を過ごしてきたのです。一神教の神は、一神教の悪魔とセットで、世界を自分のものとしてきたというのが、歴史が示す神理です。この一神教の精神的結界から解放されても、日本列島上に生きる日本人の意識が解放されないのは、日本人自身がつくり出した精神的結界が、何重にも存在したからです。これから、その結界切りがはじまります。