多かれ少なかれ、表現する人間である上で、著作権から逃れることができるものなど誰もいない。
社会と付き合う上で、人間として学んでおかなければならないマナーも、処世術も多いけど、それと同じくらいできていなければならないのが法律遵守で。
私たちは法律によって縛られる代わりに、法律によって守られてもいる。
誰かが時間を使って作り上げた表現物には価値が生じる。
著作権法というのは、表現の自由と同時に、表現者の権利を守る大事な法律だ。
その人の才能や表現技術を、私たちひとりひとりは尊重して、守ってあげなくてはならない。
誰かの利益を守るということは、ひいては私たちの利益を守るということでもあるからだ。
そんなわけで、引用文の正しい引用の仕方とか、著作権の基礎知識は、みんなの必修概念なのでは??というのが、前の会社で仕事をしていて頻繁に感じたことのひとつ。
先輩がいつも口酸っぱく言っていた。「いざという時(訴訟時など)、自分を守れるように、ちゃんと仕事はルールに則ってやれ」と。そうすれば上と会社が守ってくれるからって。
ひとりひとりが何かをする時、守ってくれるものは、誰もいなくて、法律ただ一つのみだ、と思った方が賢明な気がしている。
守ってもらえるように、自分もちゃんと勉強しなくちゃなぁ。とほほ…。
たまにうっかりやるんだよね…。